縁結びと招き猫の神社「今戸神社」へ
隅田公園から今戸へ向かって歩く土曜日の日中のこと。
タクシー2台が「今戸神社」の前に止まりました。
そのタクシーから、お若く華やかな女性たちが、楽しそうに話しながら現れたのです。
そして、そのまま神社の中へ。



縁結びで有名な今戸神社。
以前は、若い女性の参拝者、カップルで参拝される方でいっぱいでした。
ただ最近は、浅草から人力車で訪れる外国人観光客も参拝も多く見かけます。
今日も、人力車が続々と境内の中へ入って行きました。



境内に広がる可愛い招き猫と歴史の物語
今戸神社の絵馬は、招き猫が描かれた丸い形の絵馬なのです。
とても可愛いですね。


境内の「石造狛犬(せきぞうこまいぬ)」は、1752年に今戸焼の職人の方が寄進され、1822年に再興されたそうです。
今戸神社の石造狛犬は、片手が上がっているので「招き狛犬」とも。


「招き猫」発祥の地とあって、境内のいろいろなところに、可愛い招き猫たちの姿。
ちなみに、世田谷区の「豪徳寺」も「招き猫」発祥の地と言われているそうです。



参拝前には、神社の手洗い場「手水舎(てみずや)」へ。

今戸神社は「浅草名所七福神めぐり」の神社で、福禄寿様をお祀りしています。
ご本殿の中には、招き猫のナギ様とナミ様もいます。
干支の蛇もいました。


ご本殿の側にいる「石なで猫」がいます。
石なで猫をなでると、福を招いてくれ、写真を撮ってスマートフォンの待受画面をして拝むと、願いが叶うと言われています。
金運、恋愛運がアップしたという声も!


新撰組の沖田総司様は、この地で終焉を迎えました。
今戸神社の境内に、医師の邸宅があり、そこで療養をされていたそうです。
「沖田総司様終焉之地」の碑の隣りには「今戸焼発祥之地」の碑があります。



「今戸橋開橋記念」の碑もありました。
隅田公園へ行くと「いまどはし」と、橋の跡が残っています。


宮司様の優しいまなざしと「今戸神社」のご縁
社務所では、招き猫が描かれた丸い形の絵馬やお守りの授与があり、たくさんの外国人観光客が集まっていました。



おみくじもあり、猫たちに囲まれながら運勢を占えます。
たくさんの招き猫の中に「夏目友人帳」のニャンコ先生が閉じ込められていた招き猫、そして黒ニャンコがいました。
アニメーション「夏目友人帳」の大ヒット祈願で奉納されたそうです。


招き猫がたくさん置かれた社務所の奥に、今戸神社で
「出会えたら幸運」
と、多くのファンがいた白い猫「ナミちゃん」のお写真もありました。
ナミちゃん、可愛いです。

境内には、ゆっくり休めるスペースもあります。
その近くの木の枝で、ニャンコ先生の風鈴を発見!



今戸神社の宮司様は、女性の方です。
イラストレーターとしてもご活躍されていらっしゃるそうです。
以前、社務所で宮司様が描いたイラストの絵葉書がありました。
とてもほっこりする優しい絵で、宮司様が描いて下さった絵葉書は、とても人気があります。
ちょうど社務所の中で、宮司様がイラストを描いている時がありました。
その時、宮司様が筆を止めて、こちらへ会釈をして下さり、とても嬉しかったです。

今戸神社では「縁結び会」が開催されています。
前、今戸神社へ参拝した時、社務所で、縁結び会の参加申し込みをしている方々を見ました。
良いご縁があると良いですね。

縁結びで有名ですが、猫に縁のある神社でもあります。
猫が好きな方も、参拝へ行かれてみて下さい。

アクセス
今戸神社は「北めぐりん(浅草回り)」に乗って「リバーサイドスポーツセンター前」で下車し、徒歩1分。
もしくは、都営バス「東42-3・石浜通り(橋場通り)南千住車庫前」に乗って「リバーサイドスポーツセンター前」で下車し、徒歩1分。
都営浅草線・東京メトロ銀座線・東武伊勢崎線「浅草駅」から徒歩14分。


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