クレジットカード・デビュー

初めてのクレジットカードに踏み出すまで

「うち、現金は使えないんですよ」
という店舗が新橋や新宿などに増えてきました。

しかし、クレジットカードに「借金」の印象があったのです。
そのため
「絶対クレジットカードは持たない現金派！」
で過ごしておりました。
PASMOのチャージもせず、切符の現金購入にこだわっていたのです。

その中、急激なインフレに伴い、固定費の見直しの必要性を考えました。

価格をおさえたプランのあるモバイル通信や光回線の新規契約をしようとすると、ほぼ「クレジットカード決済」のみ。

キャッシュレス・ペーパーレス化の波を痛感。
また、PASMOにチャージをせず、券売機で、自分ひとりが切符をしていると、一緒にいる方をお待たせしてしまうことにも気づきました。
自分のこだわりで、周りに迷惑をかけてはいけないのです。

PASMOの磁気カードを苦労することなく、購入ができました。
チャージしたPASMOを、自動改札機で「ピッ！」とかざして通れた時は、ちょっと感動したのです。

そして、クレジットカード。
クレジットカードを申し込む場合、審査があります。
自分の場合、クレジットカードを持つこと自体が初めてなのです。

WEBでクレジットカードの使い方、新規申し込みでの注意点を調べます。
在籍確認の電話があるようなので、職場にも報告。

給与口座をしている金融機関系列のクレジットカード会社で作成することにしました。

クレジットカードが手元に届いたのですが
「現金ではなく、こんな小さなプラスチックの板で、本当に支払いができるのか？」
と、使用について、強い不安感を持っていたのです。

経験を積むには実戦あるのみ。
クレジットカードの使い方をWEBで復習。

ドキドキの「クレカ初決済」で知ったこと

カフェでの支払いの際、
「支払いは、クレジットカードで」
と、さもクレジットカードを使い慣れた人のように、店員の方へ伝えます。
実は、初めてクレジットカードを使うので、内心はドキドキ。

店員の方から
「こちらに差し込んで、暗証番号を押して下さい」
とのこと。
言われた通り、カードリーダーにクレジットカードを差し込みます。
そして、暗証番号をポチポチ。

「できた！」
と安心するも、カードリーダーは何の反応もしません。

「クレジットカードの認識は時間がかかるんだ」
と、ひとり納得しつつ、さらに待ちます。

すると、会計窓口の反対側で待っていた店員の方が「よいしょっ」と、体を前に伸ばし、カードリーダーの番号キー右下にある「確定ボタン」を、ポチッと押しました。
途端、カードリーダーから、決済完了の音声が鳴ります。

ここで
「暗証番号を押した後、確定ボタンを押さないといけないんだ」
ということを知りました。

「確定ボタン」を押してくれた店員の方へ
「すみません・・・クレジットカードを使うのを、初めてなもので・・・」
と、お伝えします。

スマホ決済デビューと気づいた大切なこと

その後、地元のマーケットへ買い物に行きました。
買い物カゴを会計カウンターへ持っていきます。
そして、会計カウンターにいる店員の方へ
「支払いは、クレジットカードで」
と伝えます。
財布から、クレジットカードを取り出し、カードリーダーに差し込み。
番号キーで暗証番号をささっと打って、最後に「確認ボタン」を押します。

「これでよし！」
と安心していると、会計カウンターにいる店員の方が
「あのぉ・・・」
「？ はい」
「10,000円以下の時は、暗証番号は打たなくていいんです・・・病院とかだと打ちますけど・・・」
とのお言葉。

クレジットカード決済では
「必ず、暗証番号が必要」
と思っていたため、衝撃を受けました。

今回も
「すみません・・・クレジットカードを使うのを、初めてなもので・・・」
と、お伝え。

「知らないことは知らない」
それを相手に伝えることの大切ささも知ったのです。

それからも、キャッシュレス化に対応できるようにと、スマホのQR決済にもチャレンジ！
会計時のバーコードをスマホで読んだ後、決済アプリの「支払う」ボタンをスライドすることを知らずにいました。
その時も、会計窓口の反対側で待っていた店員の方が「よいしょっ」と、体を前に伸ばし、スマホの「支払う」ボタンをスライドして下さることもあったのです。

最近は、クレジットカード決済やスマホのQR決済も、支障なく使えるようになりました。