東京の台東区にある焙煎珈琲の超有名店「カフェ・バッハ」さん。
カフェバッハさんでは、コーヒーと一緒に頂く焼き菓子やケーキも自社で作っていらっしゃるのです。
ケーキには「季節のケーキ」という、その月の土曜日、日曜日、月曜日にのみ、店頭に並ぶケーキがあります。
今回は秋、2025年9月から11月の「季節のケーキ」をご紹介させて下さい。
(ブログ記事「【名店のご紹介】カフェ・バッハ – cafe Bach –」を参考)
2025年9月【モンブラン(ケーキ)】
カフェ・バッハさんのショーケースで、ひときわ存在感を放つのがこのモンブラン。
ふんわりと山のように絞られたマロンクリームは、栗そのものの香りがやさしく広がり、甘さは控えめ。
しっとりと口どけのよいクリームの中からは、ほどよいコクを持つ生クリームと、風味豊かなスポンジが顔をのぞかせます。
トップには艶やかな栗が丸ごと一粒。
ほっくり煮含められた栗は、噛むほどに自然な甘さが広がり、モンブラン全体の味わいをきゅっと引き締めてくれます。
重たすぎず、軽やかすぎず、絶妙なバランスで仕上げられた一品。
コーヒー専門店ならではの香り高いブレンドと一緒に味わえば、その上品さがさらに引き立ちます。
カフェ・バッハでゆったりと過ごすコーヒータイムに、ぜひ選びたいモンブランケーキです。

2025年10月【昔風りんごのケーキ】
カフェ・バッハさんのショーケースに並ぶケーキの中でも、どこかほっとする佇まいを見せてくれるのが、この「昔風りんごのケーキ」です。
一口食べると、名前のとおり「昔ながら」のやさしい風味が広がります。
しっとりとしたスポンジの中には、ほのかに煮含められたりんごがごろりと入っていて、甘酸っぱさがふんわりと生地に溶け込んでいます。
上面にかかった白いアイシングは、ほどよいアクセント。
懐かしい洋菓子店の香りを思い出させる素朴な甘さです。
バターの豊かな香りと、しっとりとした食感、りんごの自然な甘さ。
この三つが重なり合って、派手さはないのに、一度食べたら忘れられない味に仕上がっています。
カフェ・バッハさんの深みあるコーヒーと合わせれば、まるで昭和の小さな喫茶店で過ごしているような、あたたかいコーヒータイムに。
「ケーキをゆっくり味わう幸せ」を思い出させてくれる、そんな一品です。

2025年11月【アップルパイ】【コスタリカPNグレースハニー】
カフェ・バッハさんで、毎朝あっという間に姿を消してしまう名物が、このアップルパイ。
予約だけで半分ほどが埋まり、開店から20分もすれば完売してしまうほどの人気ぶりです。
サクッと焼き上げられたパイ生地を割ると、ほかほかのりんごがぎっしり。
りんごの自然な甘さと酸味がほどよく残されていて、煮崩れないよう丁寧に仕上げられた果肉の存在感があります。
クルミも入ったパイ底には、りんごの風味を支えるしっとりしたフィリングが重なり、食べ進めるほど奥行きのある味わいに。
まさに、手間を惜しまない職人のアップルパイです。
そして、アップルパイと一緒に頂くコーヒーとして、バッハさんのお店の方からオススメされた「コスタリカPNグレースハニー」のコーヒー。
「PN」とは「パルプド・ナチュラル」という精製方法の略で、コーヒーチェリーの果肉を一部あえて残したまま乾燥させる製法です。
この手法により、豆に自然な甘さが移り、まるで「はちみつのようなまろやかさ」や「熟した果実の味わい」が生まれます。
そのためコーヒー名に「ハニー」と名づけられているのです。
口に含むと、柔らかな酸味と上品な甘い香りが広がり、りんごの甘さと香りが際立つアップルパイとの相性が抜群。
お互いの美味しさを引き立てあう、まさに黄金の組み合わせです。
人気すぎて開店早々に完売するアップルパイですが、この組み合わせを味わうためだけにでも、カフェ・バッハさんを訪れたくなるほど。
カフェバッハさんならではの丁寧な仕事が光るコーヒータイムです。



ご感想・思い出などお寄せ下さい