Twitterでも山谷の暮らしを発信中です:
フォロー @sanya_tokyo
【名店のご紹介】いせや千束(いせや別館) | 生まれも育ちも東京の山谷 -山谷は日本三大ドヤ街のひとつです-

【名店のご紹介】いせや千束(いせや別館)

<基本情報>

  • 店名:いせや千束(いせや別館)
  • 住所:東京都台東区千束2-23-5 コンパスビル1階
  • アクセス:
    JR「鶯谷駅」バス停「鶯谷駅」→ 北めぐりん(根岸回り)「千束二丁目」下車 徒歩1分。
    日比谷線「入谷駅」バス停「入谷駅入口」→ 北めぐりん(根岸回り)「千束二丁目」下車 徒歩1分。
    銀座線「田原町駅」バス停「田原町駅」→ 南めぐりん「千束二丁目」下車 徒歩1分。
    JR・銀座線・日比谷線「上野駅」バス停「上野駅前」→ 都営バス「南千住駅東口(または南千住車庫前)」乗車「浅草四丁目」下車 徒歩9分。
    日比谷線「入谷駅(3番出口)」から徒歩5分。
  • 営業時間:11:30~14:30 / 17:00~20:00
  • 支払方法:現金のみ
  • 定休日:毎週水曜日・年末年始
  • 座席(店内禁煙):カウンター7席/4人テーブル4卓/個室(お座敷・座椅子)12席
  • 公式サイト:https://www.iseya-senzoku.com/

※ 営業時間・定休日は変更の可能性があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

<メニューの一部をご紹介>
※価格はすべて税抜き価格です(2025年9月時点)

  • えび穴子天丼(小えび・大えび・穴子):1,700円(税込1,870円)
  • 天ぷら定食(えび・キス・かき揚げ):1,900円(税込2,090円)
  • 天重【上】(大えび2本・かき揚げ):1,900円(税込2,090円)
  • ウーロン茶:280円(税込308円)

【ランチサービス(11:30~14:30)】

  • 天丼(ランチサービス):980円(税込1,078円)
  • 定食(ランチサービス):1,200円(税込1,320円)

※ 電話予約・お持ち帰り(お土産)可能です。アルコール類のご用意もあります。

ご飯・天ぷら・漬物・味噌汁が揃った天ぷら定食。揚げたての天ぷらが食欲をそそる。
こちらが「天ぷら定食」です。えび・キス・かき揚げの盛り合わせに、ご飯・味噌汁・漬物がついた満足の一膳です。
カウンター席の上に飾られた扁額のお品書き。
店内カウンター席の上にお品書きが書かれた扁額が飾られ、温かみのある空間を演出しています。
ランチサービスの天丼と定食のメニュー。
11時30分から14時30まで(土日祝日も注文OK)は、ランチサービスの天丼と定食もあります。

<語り部の解説>

山谷の近くにある名店をご紹介します。
本日は「いせや千束」です。
天丼の有名店「いせや本店(土手の伊勢屋)」から、のれん分けをされた「いせや別館」になります。
ご家族で経営をされている天ぷら・天丼の老舗です。

金美館通り沿いに佇むいせや千束さんの外観。ガラス張りのビル1階に白い暖簾が掛かる。
金美館通りに面した「いせや千束」さん。落ち着いた店構えが目印です。

香ばしい衣の天ぷらがのった天重。味噌汁と小鉢もついている。
海老天が豪快にのった天重。味噌汁とお新香付きで満足のボリュームです。

父は「いせや千束」さんを「いせやの別館」と言っていました。
休日の夕方、父が
「よし! 今日は「いせや」に行こう!」
と言うと、家族で自転車に乗り、いせや千束さんへ行っていたのです。
お店の方々は、とても気さくで、いつも丁寧な応対をして下さり、父が乗っていた自転車のタイヤの空気が抜けてしまった時、いせや千束さんが買っていた「新品」の空気入れを、父が一番最初に使わせて頂きました。
家族との思い出もあるお店なのです。

いせや千束さんは「金美館通り(きんびかんとおり)」の「国際通り」寄りにあります。
以前は「入谷金美館通り商店会」のアーケードがあったのですが、現在、アーケードは撤去されました。

いせや千束さんの入口。白い暖簾と「天麩羅いせや」の縦看板が見える角地の外観。
角地の一階に構える入口。白い暖簾と看板が迎えてくれます。

金美館通りの街並み。周囲のビルと電線が交差し、下町の風景が広がる。
変わりゆく街並みの中で、変わらぬ佇まい。

国際通りから金美館通りを歩くと「天麩羅いせや」の看板が見えます。
いせや千束さんはビルの一階。
周囲の風景は変わっていきますが、お店の落ち着いた構えは昔と変わっていません。
店内は暖色系の明かりが使用され、カウンター席とテーブル席、そしてお座敷席があります。

11時30分から14時30分までの営業時間では「ランチサービス」の「天丼(税込1,078円)」と「定食(税込1,320円)」があるのは嬉しいですね。

ランチサービスの天丼定食。お新香と味噌汁もつく。
ランチサービスの「天丼(えび、いか、キス、ししとうの天ぷら)」は、お新香とお味噌汁もついています。

いせや千束の店内。木目のカウンターと招き猫、昭和の面影を感じる装飾。
木の温もりが心地よいカウンター席。昭和の面影や雰囲気が漂います。

昭和の雰囲気が漂う店内。家庭的な和室の空気感。
店内の奥には昭和の面影を残す家庭的な和室の空気感があります。地元に愛されてきた老舗の風情が伝わってきます。

父は、母の親族へのお土産として、いせや千束さんのお土産用「天丼」を買って持って行きました。
いせや千束さんが
「天丼のたれは、別にしましょうか」
と聞くと、父は
「天丼のたれが、天ぷらとご飯にしみているのを、食べるのが美味しいんだから、たれは別にしないで、かけてくれ」
と、たれがかかった状態のお土産「天丼」を持って、隣県に住む母の妹夫婦のところへ持って行ったのです。
叔母夫婦(=母の妹夫婦)も
「いせやの天丼は、冷めても美味しいなぁ」
と、いつも喜んでいました。

時間が経っても、誰が食べても
「美味しい!」
のが、いせや千束さんの天丼なのです。

天ぷらのサックサクの衣、プリップリッの海老。
そこに、いせやさんの天丼のたれがかかり、一口食べるごとに幸せが全身に伝わります。
天丼や定食に付いている「お味噌汁」と「漬物」も美味しいです。

「えび穴子天丼(小えび、大えび、穴子)」には、揚げられた穴子の骨が付いています。
穴子の骨を食べると、香ばしいせんべいのようでした。
穴子の骨せんべい、やみつきになりそうです。

揚げたての天ぷら定食。衣はサクサク、えびはぷりっとした食感。穴子の骨せんべいが添えられ、香ばしさが伝わる。
揚げたての天ぷら。ひと口ごとに幸せが広がる味わいです。「えび穴子天丼」には香ばしい穴子の骨せんべい。やみつきの食感です。

絶品「天丼」をまだ食べたことがない方は、ぜひ、いせや千束さんへ行ってみて下さい。

※ 本記事は店舗の許可を得て掲載しています。

ご感想・思い出などお寄せ下さい

タイトルとURLをコピーしました