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山谷の空を見上げて、マンション建設のその先に | 生まれも育ちも東京の山谷 -山谷は日本三大ドヤ街のひとつです-

山谷の空を見上げて、マンション建設のその先に

人口が減っても続くマンション建設

山谷やその周辺に、次々とマンションが建設されています。
都内で開発できる地域は、すでに開発し尽くされているのです。
山谷は浅草にも近いため、不動産会社の開発対象になっています。

これまで地域を支えていた小売店、旅館が次々と潰され、更地になっていきます。
そして、建設工事が始まり、マンションが建つのです。
マンションも建設したばかりは、新しいですが、年数が経つと、古いマンションになってしまいます。

すでに、あちらこちらで見かける古い賃貸住宅。
一階に、入居者募集の貼り紙が貼ってあることも珍しくありません。

昭和の頃、山谷にある簡易宿泊所は、自治体の生活支援が必要な方の住居となっていることを知りました。
当時は、満室になっている旅館が多かったのです。
今は、山谷にある旅館も「空室あり」の札を見かけるようになりました。

オーバーツーリズムで、どこへ行っても、外国人の方を見かけます。
ただ、日本円が安いので、外国人旅行客も、山谷の旅館に泊まる理由がないのかもしれません。

その中、外国語の曲を、外にまで流している飲食店があります。
日本語ではなく、外国語の話し声が聞こえることも多々。
山谷には外国人コミュニティもあるのでしょう。

賃貸にはしないけど、誰も住んでない住宅はよく見かけます。
日本の人が減っているのですね。

山谷のこれからと、人がいなくなる町

「国土グランドデザイン2050」により、人口が減少する中、人間の居住地を決める政策が行われています。
みんなで、バラバラを住んでいると、ガスや電気、水道といったライフラインが届かないことがあります。
人命に関わることが発生した時、その救助も困難になるかもしれません。

日本で人間の居住地を決めれば、人間が住む地域以外は人がいないので、これ以上、自然が破壊されずに済んで良いのかもしれない、と思うことがあります。

東京の夏。
「熱中症アラート」が出るくらいの危険な暑さ。
東京は、ガラス張りの高層ビルが建ち並び、風が都外へ抜けなくなっていることを聞きました。
その結果、皆で、サウナの中にいるような状態となります。
そのたまった熱い空気が空へ上がっていき、急な豪雨となって地上に落ちるようです。

人口が減っても増え続けるマンション建設。
この地域は、人気のある住宅街や商業地域とも違うのです。
年月が過ぎると、今度は古いマンションの活用で悩むのではないかと思います。

いずれ外で見上げても、マンションに囲まれて、頭上にある空しか見えなくなるかもしれません。

可愛いハチワレ猫が日本家屋の屋根の上から夜空を見上げている。
ハチワレ猫のハッちゃんも、どこかの屋根の上から、夜空を見ているのかもしれません。

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