浅草を、てくてく歩くキッカケ
「今度、浅草を遊びに行くんだけど、どっか面白いところない?」
と聞かれたことがありました。
その時は
「いやぁ〜、浅草寺と仲見世があるくらいで、あと何もないよ」
と伝えた後日、相手の方から
「浅草、遊びに行ったけど、すごい面白かったよ」
と言われたのです。
いつも身近だったり、ずっと側にあると、その良さ、素晴らしさというものに気づかなくなってしまうのかもしれません。
浅草寺は以前はもっと気軽に参拝することができたのです。
仲見世も、ほかの通りも、もう少しゆったりとした時間が流れていました。
一年中、観光客が集中するようになってから、浅草に用事があっても人混みをさけるため、賑やかな場所を通ことは避けていたのです。
昔からある景色は「めずらしくない」と見ようともしなかったのです。
でも、これは完全に間違いでした。
世の中は変わり続けるのです。
そして、浅草も変わり続けるのです。
常に観光客であふれている浅草。
多くの人を惹きつける楽しさ、面白さ、そして、その浅草がどう発展し、どう変わっていくのか。
すぐ近くにいて、その変化を見ないでいたことは、本当にもったいないことだったのです。
そこで、浅草をてくてく歩き、その楽しさ、面白さの発展を、自分も体験することにしました。

吾妻橋交差点から雷門通りへ、てくてく歩く
吾妻橋交差点。
銀座線浅草駅の入口近くに、花川戸交番と大きな木が立っています。
待ち合わせ場所にもなり、夏は木陰ができるので有難いです。

すぐ側を流れる隅田川、水上バス乗り場もあり、川にかかる吾妻橋を渡るとスカイツリーのある墨田区に入ります。

今日は、雷門から仲見世を通って、浅草寺へ向かうことにしました。

地元の百貨店である「松屋浅草」の建物。
2階には、東武伊勢崎線の浅草駅があります。
松屋浅草の正面口前にある「浅草地下商店街」への入口。
ここを下りると、松屋浅草の地下1階と、銀座線浅草駅とをつなぐ通路があり、その真ん中あたりで営業している「立ち食いそば」の「文殊」前に出ます。
銀座線浅草駅前にある地下街には、焼きそばなどの飲食店も営業。
昭和レトロの独特な雰囲気のあるところです。



神谷バーの前を、てくてく歩く
再び外へ。
浅草地下商店街の入口から「馬道通り」の横断歩道を渡ります。
ここの横断歩道は、すぐに信号が変わるほか、車の往来も多いので、無理な横断はしないで下さい。
安全第一です。

「吾妻橋交差点」を見ると、交差点の角地に「神谷バー」があります。
小さい頃は、家族でよく食事に来ていました。
神谷バーさんでは「デンキブラン」というアルコールが有名です。
かなり強いアルコールとのことで、父も小さめのグラスに入ったデンキブランを、少しずつ口に含んで飲んでいました。
食事も美味しいです。


この大きな通りが「雷門通り」です。

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