「はと豆」の記憶と、お~いお茶くんの奮闘
昭和の頃、浅草寺には、たくさんの鳩がいました。
境内では、鳩のご飯「はと豆」が販売されていたのです。
しゃがんで手のひらに、はと豆を置くと、たくさんの鳩が飛んできて、腕にとまり、はと豆を食べてくれました。
浅草寺の境内で、鳩へご飯をあげるのことも、楽しい体験だったのです。
ただ、鳩の便でご本堂の屋根がサビてしまうという理由で「はと豆」の店舗はなくなりました。


連日、熱中症警戒アラートが続く夏。
伊藤園さんがクーラーと「お茶・水接待所」を、無料で設置してくれていました。
とても有り難いことです。



看板近くのベンチに、マスコットキャラクターの「お~いお茶くん」が座っていたのですが、暑さのためか、仰向けになって倒れていました。
体を起こしてあげると、さっそく、観光客がベンチの隣りに座って記念撮影を。
ちなみに、伊藤園さんの「お茶・水接待所」で、商品を購入すると、雷門の絵と「東京浅草」の文字が入った伊藤園さん特製の手提げ紙袋に入れて貰えます。



他にも、たくさんの屋台がありました。

浅草寺と浅草神社、それぞれのご利益
参拝の前には、手と口を洗うお水舎(おみずや)へ。
お線香の煙を浴びる常香炉(じょうこうろ)で、身体へ手で煙をかけ、無病息災と知恵のご利益を授けて頂きます。


そして、浅草寺のご本堂に入って参拝を。
本堂の中は、龍が描かれた天井がとても高く、荘厳な空気に包まれていました。
参拝した後は、清々しい気持ちになります。

浅草寺のすぐ側には「浅草神社」があります。
浅草神社は、3人の漁師がご神体です。
隅田川で漁をしていたところ、漁の網に観音様の像が引き上げられました。
観音様は浅草寺のご本尊となり、観音様を発見した漁師3人は浅草神社のご神体となったのです。
三社祭は、浅草神社で祀られている三柱の神様を信仰する例大祭になります。


浅草神社には、ご神殿を守る大きく立派な狛犬がいます。
いろんな「おみくじ」がありました。


お神輿の神聖さと過去のトラブル
三社祭だけでないと思いますが、お祭りの際、ご神体が乗っているお神輿に上がることは禁止です。
ご神体が乗っている場所に、人が足を置くのは神聖さを損なう行為になります。
また、お神輿を担ぐ氏子の方々も、お神輿に人が乗ってしまうと重いのです。
お神輿のご神体に、人が上がることが禁止になった後、お祭りの最中、お神輿に上がる人が出たことがありました。
アルコールの影響もあったようです。
その時は、罰として、翌年は三社祭のお神輿は出さないことになりました。

熱中症警戒アラートが続く夏。
仲見世の後ろの通りにある「浅草よ兵衛」の店内で、氷抹茶(税込:1,000円)を食べました(浅草よ兵衛さんの許可を得て撮影しています)。


まだまだ見どころがたくさんある浅草。
これからも浅草、上野など、台東区の観光地を、てくてく歩いてみたいと思います。

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