ダミー家族を使う思想団体との遭遇
朝の登校時に
「あなたに●●(←ある思想の教本名)をあげましょう」
と、学校の校舎近くで、ある思想を持つ団体の方が、2人くらいで書籍を配っていました。
学生への教本配布は、時々行われていました。
配っていたのは、男性の方です。
同級生のチャバちゃんが、家へ遊びに来る日。
玄関のブザーが鳴りました。
チャバちゃんかと思って、玄関に出ると、若い女性と小さな女の子が立っていたのです。
女の子は、小学校どころか、幼稚園に入る前かもしれません。
若い女性が小冊子を見せて
「私たち(=ある思想を持つ団体)は、ガリレオが地動説を唱える前に、地球が動くことを知っていたのです」
と、地動説の話をしていました。
そんなに長い時間ではなく、お帰りの際、女の子へバイバイと手を振ったところ、振り返してくれました。
地動説の女性と、一緒にいた女の子は、親子ではないように思います。
女性は連れて歩く女の子に対して、ちゃんと付いて来ているのかを目で確認することはします。
でも、小さな子なのに、全く気にかける様子がないのです。
あちこち連れて歩かされ、小さな女の子も辛いのではないかと気になりました。
後日、学校でその話をしたら、クラスメイトから
「その人たち、親子じゃないよ。他人だよ」
とのこと。
ある思想を持った団体に所属する方々は、ダミーの家族を作って、布教活動をするそうです。
他人同士で「お父さん役」「お母さん役」「お子さん役」といった家族のようなグループを作り、いろんな家をまわって歩きます。
親戚の家にも、ダミーの親子連れが訪問しました。
そのダミーの親子連れが帰る際、叔父は可哀想なので、お子さんへミカンを持たせてあげたそうです。
急な電話での勧誘とサークル退会
思想を持った団体が布教する場所に「大学」があります。
そして、その団体へ入ってしまう学生もいるのです。
ただ、その学生が勧誘されたのは、大学内ではありません。
お父さんが入院された時、高校の先輩がお見舞いにきました。
この高校の先輩が、ある思想を持った団体の信者だったのです。
その学生は、親の反対を押し切って、先輩が入っている思想の団体へ入会。
毎週末は、入会した団体施設へ通っているそうです。
その学生とは、大学のサークルが同じで、話すようになりました。
ある時、電話で話をしていた時のこと。
その学生が、突然
「●●(←ある思想を讃える言葉)を上げると、魂の穢れが消え、美しく光り輝くのがわかって」
と、入会した団体の話を始めたので
「自分は、そういうの入らないんで、話するの、やめて下さい」
と伝えました。
すると
「なぜ、話を最後まで聞かないんだ。最後まで話を聞いて、いいか、悪いかを決めればいいじゃないか。●●(←思想の別の言い方)=悪と決めつけている、あなたは間違っている!」
と熱くなったのです。
その電話で話した後、サークルへ退会の連絡をしました。
そして数日後。
授業が終わった帰りの学内。
その学生がこちらの名前を呼び、走って来たのです。
そして
「僕が勧誘したから、サークルを辞めるんですか」
と聞かれました。
「そうです」と答えると、相手から「あなたは、そうやって、●●(←思想の別の言い方)に対して偏見を!」と言われるように思ったのです。
そのため
「他にやりたいことがあるので」
と伝えて去ろうとすると、その学生が
「また電話します!」
とのこと。
この時は
「その時は、学校に通報します」
と言って帰りました。
この後、その学生からの勧誘はなく、学部も違うので、顔を合わせることもなくなった記憶があります。
留学生が遭遇したケース
さらに数ヶ月後。
同じ学部生と試験勉強をすることになりました。
学内の自習室に集まります。
そして昼ご飯の時間になりました。
休日で学食は休みのため、校舎近くの食堂に入ります。
その中に、海外からの留学生の方がいました。
以前サークルで、ある思想の団体から勧誘をされた話をすると、留学生の方が笑って
「自分もあったよ」
とのこと。
留学生の方たちは、英語が話せるため、日本人の学生から
「英語力を上げたいので、英会話の相手をしてほしい」
と頼まれることがあるのです。
留学生の方も
「オッケー!」
と言って、学食で日本人の学生と、英語で話しながら食事をします。
そして、英語の発音や
「この言い方は、こうした方がいい」
と教えてあげるのです。
その留学生の方が、学内にいた時のこと。
日本人学生らしき3人に、食事に誘われたのです。
留学生の方は、いつもの
「昼食の時、英会話の相手をしてほしい」
だと思い
「いいよ」
と快諾しました。
留学生の方は
「学食で昼食を取るのだろう」
と思っていました。
しかし、日本人学生らしき3人は、その留学生の方を、校舎から車で連れ出しました。
その3人と一緒に、留学生の方は車で移動し、レストランに到着。
テーブルに着席し、留学生の方は食事を頼みますが、3人の日本人はコーヒーしか頼まないのです。
留学生の方が
「あれ?」
と思っていると、日本人学生らしき3人から、ある思想の勧誘が始まりました。
留学生の方が
「そういうのは入らないんで」
と断ると、相手は
「なぜ、話を最後まで聞かないんだ。最後まで話を聞いて、いいか、悪いかを決めればいいじゃないか。●●(←思想の別の言い方)=悪と決めつけている、あなたは間違っている!」
と怒り出すのです。
特定の思想を持つ団体のパターンは似てくるのですね。
特定の思想を持つ団体は、日本人、外国人、学生など、誰にでも近づいてきます。
そして、その思想の団体に入ってしまうと、別世界の人間になってしまい、もう戻って来られないのです。
「自分は大丈夫」
と思わず、相手がおかしな話をしてきたら
「用事があるので」
と、その相手から離れて下さい。
言い返そうとすると、相手は
「この人は、こちらの話を聞いてくれる」
と、さらに勧誘仲間を増やしたり、さらに離れなくなる危険もあります。
特に、大学キャンパスや入学した直後は狙われやすいのです。
勧誘を受け、不安になったら、必ず、学校や相談窓口に連絡して下さい。



ご感想・思い出などお寄せ下さい
距離を置いて正解。相手の話をいつまでも聞くとストーカー行為が始まります(実話)
こころ様、こんばんは。
コメントを下さり、本当にありがとうございます。(^ω^)
勧誘をしてくる方は、離れたいですね。
今後も気をつけるようにします。