人力車を引く車力(しゃりき)の近くを、てくてく歩く
雷門通りは「観音通り」の入口に接しています。
この観音通りの入口から雷門までのあたりには、人力車を引く車力(しゃりき)の方がたくさんいます。
ちなみに車力は、男性だけでなく、人数は少ないですが、女性の方もいるのです。
ひとりで2~3人乗った人力車を引っぱる姿を見ました。
ただ、女性は筋肉や骨格、体力も、男性よりも優しいので、あとで体調を崩されたりしないか、心配になったりします。
「こんにちは!」
「どうぞぉ!」
と、あちこちから響く車力の明るく元気な声。
若くアスリートのような体育会系です。
以前、浅草に来た同級生が、人力車に乗りたがっていました。
ただ、地元の知り合いに
「人力車に乗って、ぐるぐる回っているところ見たよ」
と言われたら恥ずかしかったので、人力車には乗らなかったのです。
最近は
「人力車に乗ってみようかな」
と思うこともあります。

亀十を見ながら、てくてく歩く
そして、観音通り入口の車道を挟んだ向かい側。
こちら側には、どら焼きで有名な「亀十(かめじゅう)」があります。
吾妻橋交差点で、長い行列があったら、亀十さんのどら焼き購入待ちの方々です。
朝10時に開店ですが、開店時間に到着でも、その購入待ちの人数を見て、
「今日は1時間コースだな」
と、スマホで電話をしながら、列の最後尾に並ぶ方の姿も見かけます。
1分、1秒の遅れが、待ち時間に影響することも。
自分は最高待ち時間は、2時間半。
並んでも食べたいのが、亀十さんのどら焼きです。
どら焼き以外にも、ふんわりとした黒糖の生地で、ふっくらとした粒あんを包んだ「松風」や、上品な甘さの「最中」などもあります。
どの和菓子も美味しいのですが、一番人気は、やはり、どら焼き。
みんな大好きな亀十さんです。

大提灯の雷門前を、てくてく歩く
そのまま雷門通りを西浅草方面へ歩くと、雷門に到着。
たくさんの観光客が記念撮影をしています。
大きな門の左右に立つ「風神」様と「雷神」様。
こちらの雷門を通ると、その先に浅草寺まで続く「仲見世」があるのです。





さて、上記の写真で、海外からの観光客の方々が集まって輪になっています。
皆さんで、大提灯の真下を見つめていますね。
ここで、クイズです。
こちらの外国人の方々は、何をしているのでしょうか?
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わかった方は少ないと思います。
実は、観光客のひとりの方が、ご自身のスマホを、大提灯の真下の地面に置いていました。
そして、スマホのカメラから、真上にあたる提灯の「重化(じゅうか・じゅうげ)」裏面にある龍の彫刻を撮影していたのです。
スマホの画面に映る彫刻の龍を、皆さんで輪になって見ていた――これがクイズの正解です。
だから、大提灯ではなく、提灯の真下を見ていたのですね。
創造的な発想の撮影方法です。
ちなみに「重化」とは、提灯の上下についているフタのような部分の名称になります。
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