Twitterでも山谷の暮らしを発信中です:
フォロー @sanya_tokyo
サビ猫サビちゃん、今日も元気です | 生まれも育ちも東京の山谷 -山谷は日本三大ドヤ街のひとつです-

サビ猫サビちゃん、今日も元気です

捨て猫だったサビちゃんに、新しい家族ができるまで

マンションの植え込みに捨てられていたサビ猫サビちゃん。
まだ若くほっそりとした人懐っこい猫。
もとは家猫だった様子。
初めて出会った時は、ずっとご飯を食べていなかったため、お腹はぺったんこでした。

そのサビちゃんは、小学校の同級生のお父さんが、引き取ることに。
新しい家族ができたサビちゃん。
ほかの猫たちとも仲良くしています。
ご飯もしっかり食べて、どっしりと貫禄のあるサビ猫になりました。
(ブログ記事「サビ猫サビちゃんの地域猫物語・前編」を参考)

それから月日が過ぎ、サビちゃんは近くの家へお引越し。
もちろん、同級生のご両親も一緒です。
それまでのお家は、ご子息とそのご家族が住むことに。
お父さんは自転車で、もとの家と、引越し先の家を行き来していました。
(ブログ記事「サビ猫サビちゃんとそのお父さんのその後・前編」を参考)

不幸は永遠には続かない

そして、さらに年月が経った先日のこと。

サビちゃんたちが住んでいた前の家を通りました。
今は、ご子息たちの家です。
すると
「あら!」
同級生のお母さんが家から出てきました。
手にした紙袋を、自転車の前カゴへ入れます。

「サビちゃん、元気よ。元気でいて貰わないと困るのよ」

明るく楽しそうな笑顔で話されます。
そのご様子から、サビちゃんが今も、大切にされていることが伝わりました。

「今はね、サビちゃんと、黒い猫しかいないの。これから、サビちゃんのところに戻るのよ」

どうやら荷物を取りに、自転車で前の家に戻られたようです。

ずっと昔、こんな言葉を聞きました。

病気、老い、死など、誰も避けられない苦しみがあります。

今、幸福だとしても、その状態は永久には続きません。

大切な相手を失った時、その幸福は打ち砕かれ、不安や悲しみの感情に苦しむでしょう。

ただ、世の中は常に変わり続けるのです。

つまり、不安や苦しい状態も永遠に続くことはないのです。

サビちゃんは、捨てられる前の家猫だった時、可愛いがってくれた人を失ったのでしょう。
知らないマンションの植え込みで、不幸な日々も送りました。
しかし、その不幸も、永遠には続かなかったのです。

自転車で猫の待つ家へ向かう年配女性と、玄関で待つ男性、サビ猫とハチワレ猫の水彩風イラスト(イラスト:AI作成)。
「サビちゃん、元気よ」──そんな言葉が聞こえてきそうな、猫と家族の温かな日常風景。捨て猫だったサビちゃんが、新しい家族と幸せに暮らしている様子をイメージしたイラストです(イラスト:AI作成)。

ご感想・思い出などお寄せ下さい

タイトルとURLをコピーしました